2011年5月10日火曜日

【インド】7~9月期?.9%成長:GDP、サービスと農業堅調

 中央統計機構(CSO)が11月30日発表した2010/11年度第2四半期(10年7?9月)の実質国内総生産(GDP、速報値)は前年同期比で8.9%増となり、第1四半期の8.9%増(改定値)から横ばいだった。鉱工業の伸びが鈍化したものの、サービス業と農業が堅調でカバーした。政府は通年のGDP成長率の見通しを従来の8.5%から「8.7?8.75%以上」に引き上げた。

 第2四半期は鉱工業が9.0%増となり、第1四半期の11.7%増を下回った。製造業が13.0%増から9.8%増、採鉱?採石が8.4%増から8.0%増、電力?ガス?水道が6.2%増から3.4%増に減速した。

 一方、サービス業は9.4%増から9.6%増に加速し、過去1年で最も高い伸びを示した。商業?ホテル?輸送?通信が10.9%増から12.1%増、金融?保険?不動産?ビジネスサービスが7.9%増から8.3%増となり、全体を押し上げた。ただ、建設は10.3%増から8.8%増、地域?社会?個人サービスは7.9%増から7.3%増へと伸びが鈍化した。

 農業?林業?漁業はモンスーン(季節風)期の降雨量が干ばつに見舞われた昨年より3割ほど増えたことが追い風となり、2.5%増から4.4%増に加速し
ている。これは過去11四半期で最も高い伸び。

 需要項目別に見ると、個人消費を示す民間最終消費支出は9.3%増で、第1四半期の7.8%増を大きく上回った。政府最終消費支出も9.0%増から9.2%増へとやや加速したが、設備投資を示す総固定資本形成は19.0%増から11.1%増へと大幅に減速した。

 なお、CSOは今回、第1四半期のGDP成長率を速報値の8.8%から8.9%に上方修正した。

 ■通年の成長率予想上げ

 政府はこれまで、通年のGDP成長率の予想を8.5%としていた。ムカジー財務相は今回、「8.7?8.75%を下回ることはなく、これを超えるかもしれない」と述べ、見通しを上方修正した。財務省の主席経済顧問を務めるカウシク?バス氏は「9%も不可能ではない」との見方を示す。また、シン首相直属の経済諮問委員会のランガラジャン委員長は11/12年度のGDP成長率が9%になると予想している。

 経済成長が高水準で推移していることで、インド準備銀行(中央銀行)がさらなる金融引き締めに動く余地も広がりそうだ。準備銀は11月初め、今年に入って6度目の利上げを実施、政策金利であるレポ金利を6.0%とした。今後については、これまでの金融引き締め策が一定の効果を上げているとして、当面
は様子見の姿勢を示しているが、来年3月までの本年度中に0.25%の追加利上げに動くと予想するアナリストは多い。

 10月の卸売物価指数(WPI)上昇率は年率で8.58%と、過去10カ月で最低を記録した。それでも準備銀が目標とする5?6%は大幅に上回っており、今後の動向が注視されている。

 準備銀は今月16日に定例の金融政策会合を開く予定。 r2 rmt

引用元:レッドストーン rmt

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